人々のファッションに対する関心は非常に高く、今も昔も中心的な話題の一つ。
ファッションに関する取材記事も、その時々のトレンドを扱った一般向けの記事、ファッションに特化した雑誌やWebサイトの記事、特定の企業やブランドのWebサイトやオウンドメディアに掲載する記事など、多岐にわたります。
また、アパレル系の職業は学生さんから大人気で、専門学校なども多いため、学校のHPやパンフレットに掲載する取材記事の需要が高いことも特徴です。
そこで今回の記事では、アパレル系の方々に取材をする際のコツ・ポイントを解説していきたいと思います。
【こんな方におすすめ!】
- アパレル系のお仕事の種類や、それぞれの仕事内容をさくっと知りたい。
- はじめてアパレル系の取材をするので、事前準備やインタビューのコツを学びたい。
- 良い取材記事を書くためのヒアリングの仕方、注意すべきポイントを知りたい。
アパレル系の職業の種類って?
ひと口に「アパレル系の仕事」といっても、その種類は非常に多岐にわたっています。
主要なメディアや雑誌でよく見かけるのは、人気のデザイナーさんやショップ店員さんなどの取材記事が主でしょう。
しかし、企業や学校のHP・パンフレットや、業界専門誌などからのオファーでは、そのほかの職種の方にインタビューする機会も少なくありません。
そこで、まずはアパレル系の職業の種類を整理していきます。
アパレル系の職業①作る
まずは、衣服やファッション雑貨、アクセサリーなどを「作る」職業を紹介します。
デザイナー | 衣服や雑貨、アクセサリーをデザインする専門家です。トレンドや顧客の需要を予測し、オリジナルのコンセプトやスケッチを生み出します。ブランドの専属デザイナーは、ブランドイメージや哲学に基づいて、新しいコレクションの開発なども行います。 |
パタンナー | デザイナーのスケッチを基にして、実物大の型紙を作成する専門家です。パターンメーカーとも呼ばれます。細部のフィッティングやサイズ調整のための知識と技術が求められます。 |
縫製工 | 型紙やパタンナーからの指示に従って、実際に衣服などを縫製する職人です。高い技術と繊細な手仕事が要求されます。ファッションブランドの品質を支える重要な存在でもあります。 |
生産管理 | ファッションブランド等において、生産の全体的な進行を監督・管理する役職です。必要な材料の確保や生産スケジュールの調整、品質の確保などを担います。 |
品質管理 | 商品の品質や仕上がりをチェックする役割を担います。基準に合致しているかを確認したり、ブランドの品質を維持・向上させるための提案を行ったりします。 |
アパレル系の仕事②売る
次は、アパレル商品を「売る」職業を紹介します。
これらの職業の方々は、アパレル系の企業等に在籍して活躍されている場合が多いです。
バイヤー・ マーチャンダイザー | 商品の仕入れを担当する職業です。市場の動向を分析して、売れ筋のアイテムや新しいトレンドを予測しながら、アイテムを厳選して店舗の品揃えを整えていきます。 |
セールス・営業 | 自社ブランドのアパレル商品を小売店や卸先に販売する職業です。ディベロッパーや商業施設との出店交渉などを担うこともあります。 |
ロジスティクス | アパレル商品の在庫管理や出荷、配送を担当します。効率的に商品を流通させることで、顧客への迅速な対応を実現します。 |
店舗スタッフ (販売員) | 実店舗での接客や販売を担当します。顧客の要望をヒアリングして適切な商品を提案することで、売り上げに貢献します。人気が出るとブランドのモデル的な役割を果たすこともあります。 |
ビジュアル マーチャンダイザー | 店舗内の商品ディスプレイやレイアウトをデザインする職業です。顧客の購買意欲を刺激するための環境づくりを行い、店舗の魅力を引き上げられるよう尽力します。 |
アパレル系の仕事③商品の魅力を引き出す・伝える
最後に、アパレル商品の魅力を引き出したり、世の中に発信したりする職業です。
スタイリスト | ファッションショー、雑誌、広告等において、服やアクセサリーのコーディネートを担当する専門家です。最適なコーディネートを考えて、服やモデルの魅力を引き立てます。 |
ファッション フォトグラファー | モデルやアパレル商品の撮影に特化して活動しているフォトグラファーです。照明やアングルの技術を駆使して、魅力的なビジュアルコンテンツを制作します。 |
ファッションエディター ・ライター | ファッションに関する記事を専門としてコンテンツの制作を行っているエディター・ライターです。トレンドや新商品の情報を読者に伝える役割を担います。 |
紹介した職業のほかにも、アパレル業界には多くの専門職や関連する仕事があります。
また、個々の興味関心やスキルに応じて、キャリアの途中で別職種にチャレンジしていく人もいるようですね。
アパレル系の取材記事を書くことになったら、取材対象者の現職についての詳細や、キャリアの変遷を必ずチェックしておくようにしましょう!
アパレル系の取材記事が掲載されるメディアの種類は?
アパレル系の取材記事は需要が高く、さまざまなメディアに掲載されています。
主なメディアの種類、想定されるインタビュイー、主要テーマになり得る要素について整理しましたので、参考にしてみてください。
メディアの種類 | インタビュイー | テーマ・内容 |
一般向けのファッション誌・ファッション系のWebメディア | ファッションモデル、デザイナー、スタイリスト、有名ショップ店員など | ファッションに興味のある一般読者に向けた記事。インタビュイー個人のストーリーにフォーカスしながら、仕事への情熱や思い、最新のトレンドに対する考えなどを話題にすることが多い。 |
業界専門誌・同業者向けのWebメディア | アパレル業界の職業全般 | 同じアパレル系の職業に就いている人々に加えて、アパレル業界を志す学生等も読者ターゲットになる。業界のトレンドや課題との向き合い方、具体的な戦略などを掘り下げて、より専門的な記事を作る。 |
ビジネス誌、ビジネス系Webメディア | 経営者、営業マン、売り上げ上位のショップ店員など | アパレル業界に限らず多分野の経営戦略等を扱う雑誌やWebメディアに掲載されるインタビュー記事。独自の経営戦略や成功事例、課題解決への取り組み等を掘り下げて、読者に有益な情報を提供する。 |
ブランド・企業のHPやオウンドメディア | ブランド内・企業内で働く全職種およびゲスト | ブランドや企業の中で働く人々のインタビュー記事を自社サイト等に掲載する。ブランドイメージや顧客とのエンゲージメント向上を目指す。モデルやタレントがスペシャルゲストとして招かれるケースもある。 |
リクルート系Webサイト、企業の採用ページ | アパレル業界の職業全般 | 就職活動生に向けたPRを目的とした記事。すべての職種が取材対象として想定されるが、学生に人気のある職種が多い傾向。アパレル業界を目指したきっかけ、仕事のやりがい等を中心にインタビューを行う。 |
ファッション系専門学校のWebサイト・パンフレット | 卒業生・在校生、教員 | 読者ターゲットは進路選択を控える学生(主に高校生)。アパレル業界を目指したきっかけ、学校で学べること等を中心にインタビューを行う。卒業生の記事では、現職のやりがい等もヒアリングする。 |
アパレル系取材のコツ~①事前準備編~
それでは、いよいよアパレル業界の方々に取材するときのコツを解説していきます。
まずは、対人取材の基本となる「事前準備」のポイントからです。
取材対象者や業界のリサーチを行う
すべての対人取材に共通することですが、取材前には事前調査が必須です。
まずは、取材対象者(インタビュイー)の経歴、仕事内容、所属している企業やブランドの概要(コンセプトやターゲット等)といった基本情報を押さえましょう。
もしも過去に公開されている取材記事がある場合は、目を通しておくと良いですね。
さらに、業界全体のトレンドや課題についてもリサーチしておくと、対話に役立ちます。
記事の主要テーマとは異なる内容でも、その話題を引き金にして深い話を聞き出すことができたり、インタビューの合間の雑談に役立ったりもします。
また、前述したようにアパレル業界の職種は多種多様なので、当然ながらインタビュイーの職種によってリサーチするべき内容も変わってきます。
記事の目的や方向性に沿って、効率よくリサーチを行いましょう。
記事の目的に合った質問リストを作成する
取材の準備段階で、あらかじめ質問リストを作成しておくと、当日のインタビューが円滑に進みます。
記事を作成するときに欠かせない質問をピックアップしてリスト化し、取材当日も手元に置いた状態で臨みましょう。
そうすることで、重要な情報のヒアリング漏れを防げることはもちろん、主旨とは異なる話題で盛り上がったときにも話題を戻しやすくなります。
ここで大切なのは、質問を多く準備しすぎないこと。
準備した質問が多すぎると、一問一答のようになってしまい、インタビュイーの魅力を十分に引き出すことができません。
取材は生モノなので、雑談や派生した話の中にこそ、キラリと光る言葉やエピソードが隠れていることがあります。
その可能性をつぶさないように、必要最低限の質問を厳選するようにしてくださいね。
当日の服装やメイクの準備は?
他業種の取材の事前準備とはベクトルが異なるかもしれませんが、アパレル系の取材でココが気になるライターさん・編集者さんは少なくないのではないでしょうか。
この記事を書いている筆者は自分のファッションに全く自信がないため、ライターとしての責務・役割とは関係ないものの、どうしても不安になってしまうポイントです。
現場を経験してみた率直な回答としては、服装やメイクは「清潔感」さえ押さえていれば大丈夫!
アパレル系の職種の方は、もともと「ファッションが好き」という方が多いからこそ、逆にファッションの多様性に寛容だったりします。
特定の企業・ブランドの取材に行くからといって、無理にテイストを寄せたりする必要はありません。
社会人としてマナーのある服装で臨めば問題ないので、気負いすぎずに準備をしましょう。
アパレル系取材のコツ~②インタビュー編~
次に、インタビュー当日の心得やポイント、アパレル系の仕事をしている方々との対話のコツを解説していきます。
相手の話に尊重と興味を示す
取材(インタビュー)の目的は記事化に必要な情報を得ることですが、より興味深い記事を書くためには、濃密な対話をして深い情報を引き出さなければなりません。
それを左右するのが、「こちらから相手に尊重と興味を示しながら話せるかどうか」です。
自身の意見や経験が軽視されている印象を与えると、相手はあっという間に心を閉ざしてしまいます。
そのため、インタビュアーは相手の意見を最大限にリスペクトして、批判や偏見のない姿勢で接する必要があるのです。
ファッションは誰にとっても身近な存在ですから、自身の見解が混ざりやすい分野のひとつだと言えます。
しかし、インタビュアーはあくまで聞き手なので、相手の話に耳を傾けることを主眼に置いてくださいね。
非言語コミュニケーション&フォロー
アパレル系の仕事に就いている方々は、もともとファッションや自己表現が好きで、独自の世界観を持っていることが多いです。
特に衣服やアクセサリーなどを「作る」立場にいる方は、その傾向が強いように感じます。
ファッションは感性が活きる領域のひとつなので、言語化しにくい思いやイメージを抱いている方も少なくありません。
しかし、それこそが記事の見せ場になったりするので、しっかりと引き出すのがインタビュアーの腕の見せ所!
相手が説明しづらそうな様子を見せているときや、直接的ではない言葉で表現をしてくれたときは、フォローを入れながらじっくりと聞き取りを進めましょう。
表情や身振りから気持ちを敏感に読み取ることによって、より深く有意義なインタビューになるはずです。
リラックスした雰囲気を作る
どんな職業の方が相手でも言えることですが、インタビューでは「双方がリラックスして話せること」が非常に重要になります。
職種にもよりますが、アパレル系の職業の方々は、比較的オープンでフランクな方が多い印象です。
しかし、こちらが緊張していたり堅い雰囲気を作ってしまったりすると、インタビュイーも構えてしまうことがあるので、自分もリラックスして臨みましょう。
ただし、相手へのリスペクトとマナーは忘れないようにしてくださいね。
リラックスした雰囲気づくりのポイントとしては、場所選びが意外と重要です。
こちらがインタビュー会場をセッティングする場合は、ぜひ気にかけてみてください。
アポイント時のやり取りなどから好みを推察することが難しい場合は、複数の候補から選んでもらうという手もありますよ。
アパレル系の取材で役立つ質問例
ここでは、アパレル系の方々へのインタビューで役立つ質問の例をご紹介します。
インタビュイーの分類別にリストアップしてみましたので、ご自身が取材&執筆をする案件に合わせて、チェックしてみてくださいね!
「作る」お仕事の方への取材でおすすめの質問
「デザインや作品に影響を与えるインスピレーションの源は何ですか?」
「現在のファッショントレンドや市場の動向をどのように捉えていますか?」
「自身のデザインや作品にトレンドを取り入れる際のアプローチは?」
「キャリアの中で、もっとも学びがあった経験やプロジェクトは何ですか?」
「次に挑戦したいデザイン・技術について教えてください。」
デザイナーやパタンナーなど、服やアクセサリーを「作る」仕事は、アパレル系の職種の中でも憧れや関心の的になりやすいです。
これらの職業を目指している学生、ファッションに対する興味関心が高い一般人、同業者、アパレル系の別職種の方など、さまざまな読者層が考えられます。
特殊かつ創造的な職種なので、仕事の裏側やインタビュイーのアーティシズムを引き出すような質問をすることで、より興味深い記事を書けるようになるはずです。
「売る」お仕事の方への取材でおすすめの質問
「お客様のニーズや嗜好を理解するためのアプローチ方法は何ですか?」
「ファッション市場のトレンドや変化をどのようにキャッチしていますか?」
「ニーズやトレンドを掴んだら、どのように商品選定や提案に反映させていますか?」
「チーム内でのコミュニケーションや協力体制について教えてください。」
「今後のアパレル業界に期待する変化は何ですか?また、それに対する戦略は?」
バイヤー・マーチャンダイザー、営業、販売員など、服やアクセサリーを「売る」仕事の方は、トレンドや顧客のニーズに対するアンテナが鋭いです。
ただトレンドを「掴む」だけではなく、トレンドを「作る」側の人々と言っても過言ではないかもしれません。
「売る」方々への取材は、まさにアパレル業界の奥深さを知る大チャンスです。
あまり表舞台には出ていない職種も多いので、彼らの知見や仕事内容を存分に深堀りしてみましょう。
「魅力を伝える」お仕事の方への取材でおすすめの質問
「製品の魅力を引き出すために工夫していること、心がけていることは何ですか?」
「特に注目しているファッショントレンドや動向はありますか?」
「印象的なコラボレーションやチームワークの経験についてお聞かせください。」
「キャリアのターニングポイントで、新たに得たスキルや視点について教えてください。」
「ファッション業界の展望と、あなたが次にチャレンジしたいプロジェクトは?」
アパレル製品の「魅力を伝える」仕事としては、スタイリスト、ファッションフォトグラファー、ファッションエディター・ライターなどが挙げられます。
いずれもクリエイティブなお仕事ですが、彼らは自身の感性を発揮しながら、主役である服やアクセサリーの魅力を引き出すのです。
各職種のプロフェッショナルが持つ独自の視点や経験から、ファッション業界に対する展望を語ってもらうことで、深い洞察や情報を得ることができるでしょう。
「きっかけ」「やりがい」「経歴」「展望」は、全記事におすすめ
「この仕事を目指したきっかけは何でしたか?」
「この仕事に携わっている中で、もっともやりがいを感じる瞬間は?」
「これまでのキャリア(経歴)の変遷を教えてください。」
「キャリアの中で、自身にとってのターニングポイントがあれば教えてください。」
「将来の目標やビジョンについてお聞かせください。」
上記のような質問は、職種や記事タイプを問わず、ヒアリングしたい質問です。
進学系やリクルート系の記事で主要テーマになることはもちろん、その他の記事でもひとつのトピックとして成立します。
特に「経歴」と「展望」は、記事の「掴み」や「締め」、写真キャプション、プロフィールなどの執筆にも役立ちますので、ぜひヒアリングしておきましょう。
アパレル系の取材記事の例
最後に、アパレル系のお仕事の方々を対象とした取材記事で、参考になる&おすすめの記事を5つピックアップしてご紹介します。
ファッションデザイナー 栗田 麻奈美さんのインタビュー記事
記事タイトル:INTERVIEW 現役のファッションデザイナーに聞きました
東進が運営する職業案内サイト【未来の職業研究】に掲載。インタビュイーはクロプラス株式会社でファッションデザイナーとして働く栗田さん。仕事の内容、醍醐味、学生へのアドバイスが、明瞭かつ親しみやすい口調で語られている。
バイヤー 中根 大樹さんのインタビュー記事
記事タイトル:「バイヤー」として働くこととは/STUDIOUS バイヤー 中根 大樹さんインタビュー
アパレル・ファッション業界の求人・転職サイト【Fashion HR】に掲載。国内ブランドのみを扱うようになった経緯や面白さ、ブランドをセレクトするときの決め手など、中根さん個人の人物像やバイヤーの仕事の奥深さを知れる記事。
販売員 川崎 万智子さんのインタビュー記事
記事タイトル:敏腕販売員が語る「アパレル接客経験は最強のキャリア」、その理由とは?
ファッション業界専門紙【WWW JAPAN】のWebサイトに掲載。2009年から販売員としてキャリアを積んできた川崎さんが、接客の極意をたっぷりと語った記事。産休から復帰までの過程や、スタッフの育成に関する内容も興味深い。
パタンナー FLANDRE採用情報サイトのインタビュー記事
記事タイトル:自分が担当したものを『可愛い』と手に取っていただける時が1番嬉しい
複数の人気婦人服ブランドを展開する株式会社フランドルの採用情報サイトに掲載された記事。インタビュイーは2014年入社のパタンナーさん。仕事の内容、日々の心がけ、会社の魅力などが、シンプルかつ丁寧にまとめられている。
スタイリスト 宇和島 英恵さんのインタビュー記事
記事タイトル:七転び八起きのスタイリスト。宇和島英恵はパリと日本の感性で道を拓く。
名だたる海外のファッションブランドや国内メーカーで、広告のスタイリングを手がけてきた宇和島さん。スタイリストになるまでの過程やパリでの生活、時代とともに変化する仕事など、非常に読みごたえのある内容。3人称の明快な文章にも注目!
まとめ
アパレル業界の取材は、独特なクリエイティビティや、ファッション市場の動向に迫る貴重な機会です。
ファッションの美学はもちろん、その背後にあるストーリーや哲学、ビジネス的な側面など、どこを掘り下げても興味深い記事につながることでしょう。
取材する側の立場としては、自分自身があまりファッションに明るくなかったりすると、気後れしてしまうかもしれません。
しかし、しっかりとリサーチを行うこと&真摯な態度で接することさえできていれば、そんなに心配しなくても大丈夫!
新しい服やアクセサリーを探しているときのように、探究心と柔軟性を大切に、自分自身も楽しみながら取材を進めてみてくださいね。